クリプトコリネ コルダータ (学名 Cryptocoryne cordata var. cordata )
クリプトコリネ・コルダータは1851年にグリフィス・ウイリアムにより記載登録されたクリプトコリネで、コルダータと言う名前の由来は「心臓型の」という意であり、クリプトコリネ・コルダータの葉の形を形容したものである。
クリプトコリネ・コルダータは主にマレーシア、タイ等を中心に生育が確認されているが、本種は非常に幅の広いバリエーションを持つ種類であり、コルダータ系列のクリプトコリネはインドネシアのスマトラやナツナ諸島、ボルネオ島など、広範囲に生息域を持つクリプトコリネである。
クリプトコリネ・コルダータ varコルダータは環境順応力も強く、幅広いニッチを独占したクリプトコリネで低地林を流れる川から湧水、湖の伏流水、人工林の水路まで生育している。水質は軟水の酸性を好み、純度の高い水よりは栄養分が比較的豊富な水を好む傾向にある。
また、種としても非常に安定的であり環境による変化も受けにくく、変異が少ないのも特徴の一つであろう。